天と天をつなげれば戦。

いい加減、カバを干支に入れて欲しい。

イヤホン戦記。

 

命を大切にしないやつなんか大嫌いだ。

 

たしか、ゲド戦記に出てたあの娘がそう言ってた。

 

 

クリスマスが迫り来るこの時期ね、もうみんな七面鳥とかむさぼる前に、ゲド戦記見直した方がいいと思う。

 

そんで、せりナズナゴギョウハコベラホトケノザ辺りでワイングラスをチンしてりゃいいと思う!

(植物も同じ生命ですけども!!)


………………………


そういや僕は、最近イヤホンを2回も買い換えました。



前使ってたやつ、ちょっと良いやつ、と思って3ヶ月くらい前に新宿の電器屋さんにね、飛び込んだ。




イヤホン買うこと決意したらね、まずは当然市場調査から始めるわけ。

朝の電車の中とかね、もう意識しまくりなのね。



最近アツイアツイと噂のBluetoothイヤホンね、これまじで最近多い。
東京の皆さん、流行に超敏感。安くなるまで待てないご様子。大江戸線がちょっとした見本市。



しかし有線イヤホン派もまだまだ多い。
コードの煩わしさはあるものの、充電不要!これデカイでしょ。


ていうかね、僕は「イヤホンを充電する」ことの必要性について、生まれてこのかた考えたこともなかった。

「充電が必要」って結構なハンデじゃない?
「充電切れのイヤホン」の屍感、不良債権感、やばくないですか?っつー。




例えば近所の図書館に通りすがりの綾瀬はるかを発見したとき。

まずは落ち着いて。いい?絶対に焦らないで。


まずは綾瀬はるかが読み耽ってる本の図書カードに僕の名前が書いてありますように。


「コンクリートロードはやめた方がいいぜ」
よし。おうちで100本ノックもしてきた。


最初に、綾瀬はるかの隣の席が空くのを何時間でも待ちましょう。
大見栄を張って六法全書かドイツ語の医学書でも借りて来るとなお良し。


次に、となりでインテリ系書籍を読みながら、綾瀬はるか出演番組のテーマ曲でも聴きましょう。セカチュー、ぎぼむす、僕の生きる道精霊の守り人、、やっぱり八重の桜がベストチョイス。


これで気付かなかったら、タレント名鑑「綾瀬はるか」のページを開いて鉛筆をはるかちゃんの方に転がします。

綾「鉛筆…」
僕「あ、ごめんなさい」

よし、始まる。はるかちゃんは「なにこの予感…」となるでしょう。
そして怪しまれない程度に、しかし一気に、距離を詰めて行きます。


僕「ひょっとして、四中のユミちゃん?」

狭ぇー。世間狭ぇー。敢えてピンポイントで間違えてみましょう。


綾「イヤホン…その音楽…」


よしこれだ。シナリオは決まった。
ちょれー。綾瀬はるかまじちょれー。
脚本があがれば次は音楽。音楽を聴くぞコノヤロー!

Bluetoothイヤホン…え、うそ…イヤホン電池ねぇの…?はるか…ちゃん……(遠い目)




はい終了ー。終了そして集合ー。
完敗です。完膚なきゲームオーバー。
今回の戦犯は誰?答えはそう、Bluetoothイヤホンさんです。敵は身内にありました。


というわけで、市場調査の結果、僕は有線イヤホンを買うことに決めました。賛成多数というか全会一致でしたな今回は。


そうして紆余曲折を経て買ったイヤホンが、ついこないだ壊れた。


まあお互い?付き合って日も浅かったし?
芸術性の違いつーの?
アイツにとってのYESは僕にとってはNOだった的な?



ある日左から音が聞こえなくなって、
次の日右からも聞こえなくなった。

あー、悟ったなって。
がまくんが死ぬとき、かえるくんもきっと死ぬ。

あのロミ兄でさえ、早とちってジュリ姉様の後を追ったんだから、ぐり先輩もきっと、ぐら先輩の後を追うはず。

これって、人間関係の到達点か何かなの?イヤホンもそれに準ずる?


と思ってよく見たら接続部分が元から断線してました。
彼らがほぼ同時に死んだの、偶然じゃなかった。たぶん俺が両方殺してた。we are the 通り魔。ただし殺意ないやつ。
最近歌舞伎町を賑わせているのも、実は僕なのかもしれない。




そんでものの3ヶ月でイヤホン買い換えたんです。

確かにいろいろ吟味した。試聴もしたし、悩みながらイヤホン(ごとき)に出せる金額の限界を一生懸命考えたりもした。

アフターファイブの全てを注ぎ込んだと言っても過言ではないほどのカロリー消費。



でもなにこの。
なにこのブランニュー感。
ザックエフロンあたりが歌い始めそうな連日のブランニューデイズ


耳にぴったりフィットするし、低音から高音まで、綾瀬はるかも驚くクリアな素肌。

僕が水谷豊なら、寺脇クラスの相棒に任命してる。
僕がピーターパンなら君はティンカーベルさ。
蒲田風に言うなら銀ちゃんとヤス?



僕の耳方面で連日カーニバルが行われるなか、目方面から遂に苦情が出た。

昨日、飲んで帰って、コンタクト右が逃亡した。




確かに僕にとってコンタクトは空気みたいな存在だった。
お互い付かず離れずの距離感だった。
僕には僕、コンタクトにはコンタクトの生活があった。

でもまじ今は耳だから。て僕が束の間浮かれてても、コンタクトは冷静でいてくれる自信があった。


それをさ。手紙もなしにいなくなるなんて。
まじ超裏切られた気分。



でも今はまだ耳。あさって新しいコンタクト届くけど、それまではまだ君がスタメンだよ。


そうして加わった新しいお友達に今日、
ロッテリアのふるポテのバター醤油パウダーをぶちまけた。

ちが、個性だよ個性。
バター醤油とかまじ個性だから。