み、皆さんご、ごきげんよう。。
遅メリークリスマス!そして年の瀬です。メリー年の瀬。
さ、寒い…ですよね……毎日毎日……
夏が終わって嬉しかったはずなのに、毎朝ノド付近に感じる風邪の予感に、ちょっとだけアイツのことを懐かしく思い出したりしています。
夏の思い出。
最近で僕の記憶に刻まれてるのはそう、新宿小田急ハルクの、あのマネキン。
夏用のゴルフウェアをまとった、ビームスゴルフの売場のアイツのこと。
その日は、暑い暑い夏の日でした。それに僕はちょっとだけ焦っていました。
プレゼントを、と思って百貨店を2、3軒ハシゴして、候補が一つも見つからなかった。そして脚も、とても疲れていました。
この店で終わりにしよう………なければ、もういい。
こういうときはお買い物モードに入っていないので、何を見てもピンと来ないものです。
と、小田急ハルクで2階に向かうエスカレーターに乗った時、ちらりと見えた抜群にセンスの良い、ビームスゴルフのポロシャツ。
(う、、わ、、、カワイイ。。もう抜群にカワイイ。)
(柄もシルエットも完璧。さり気なさが絶妙。)
(襟とか立てるのは僕的にはアウトだけど、まあそこは立てずに着ればオッケー。)
(でもきっと高いんだろうな…小田急でビームスだし。(自分が欲しい)……)
(てか………え、、えと、、なんだこの違和感。)
(なんか、え、、、胸元が……)
ハイここまで5秒。
なんせエスカレーター乗ってたかんね。
(え、、乳首、、立ってた……よねぇ……?)
待てと。そんなわけあるかです。
こともあろうか、マネキンの、乳首が、立ってる、
という事象の可能性について、ですよ。
え?え?えええ?でもさ、冷静に考えて、考えられる可能性は3つくらいしかないと思うのよ。
・その1「マネキンも遂にここまで来た。」説
マネキン界に吹きすさぶリアリズムの風。確かに、最近ツケマしてるマネキンとか多いしって思ってた。
顔については予算の都合で大胆に簡略化。しかしながら指の関節や首のシワは言うに及ばず、爪のアカから乳首に至るまで細部にわたって完璧に再現。
完成品はマネキンという名の芸術品。
最近は箱根彫刻の森美術館やお台場のマダムタッソーなどにも納品。こんど日光東照宮とコラボして仏像も始めるらしい。
・その2「ファッションも遂にここまで来た。」説
ファッション業界に漂う茫漠とした行き詰まり感。目新しさという体裁でいよいよ、肉体側にアプローチ!
もう最近じゃ、乳首を立たせて歩くのがイブサンローラン流。来年あたり生シャツ&透け乳首がシャネルのコレクションにも登場するらしい。
恥ずかしいことなんて一個もない。みんな、乳首立たせて街に繰り出そうよ。(byイブサンローラン)
・その3「もう本当に偶然なんだけどさ」説
この数年でマネキン業界やアパレル業界にそんなムーブメントが巻き起こってるわけない。
だって王様のブランチとかが黙って見てるわけないもの。僕にまでその新風がまだ届いてきてない。これが事実。
あの日はさ、もう本当に偶然としか言いようがないんだけど、鼻くそが付いてたんだわ。両乳首の座標に。運良く、というか運悪く。
じゃなきゃ、てんとう虫か何か。ひょっとしたら軽く樹液とか出てたのかもしれない。乳首から。夏でしたし。
評価:★★☆☆☆
講評:全体的にツメが甘い。想像力が欠如している。
ふふ。そんなわけあるかっつーの。ハッ!ないない。落ち着け自分。
マネキンの乳首が立ってたかなんて、あの遠目で、たった5秒で、確認できるはずもない。
帰りに確認してみよう。うん間近で見ないことには何とも断定できますまい。
そうしてついでに買いたかった日用品をサクッと買って、いよいよ一階に舞い戻ったわけです。
ふう。気を付けて。ターゲットは直径1センチもない点。しかもふたつ。かといってあまり凝視して立ち止まると、店員に声かけられる。なんつーミッション・インポッシブル!超高まってきたんですけど!!!
(通り過ぎて流し目。振り返ってチラー見。)
…………………
やばい。揺るぎねえ。完全クロだわこれ。
こういうとき、あー現代っ子だなって思うんだけど、とりあえずGoogle先生に聞いてみるじゃん。なぜ乳首マネキンが出荷されるに至ったのか。
検索:マネキン 乳首
……………………
エロいのしかヒットしませんでした。
僕以外に「マネキン 乳首」で検索する人は、エロ目的の殿方ばかりなんだなって知った。帰りの電車の中で、軽い気持ちで検索してしまった自分を呪いました。ふーん皆さんマネキンをそういう使い方(自重
検索結果のページって、「マネキン」と「乳首」が太字で強調されるんですね。当たり前だけど。くそ恥ずい。
でもね!!!!!
その中にちょっと気になる記述を見つけたんです!!!
「2013/7/16 宗教的な理由でマネキンの乳首を削り取ってるっていう国の有り様だって、、(以下略」
……な、なるほど………!おっけーそっちかーーー。
てかね、こんなに悲しい踏み絵が、まだこの世界に、この令和の日本に残ってるなんて……!
宗教的理由でマネキンの乳首を削り取る……?
てか待って、てことは、マネキン乳首って、ひょっとして標準装備……?
日本人、ひょっとしてなんらかの理由で乳首を削り取ってる………可能性…ある………?
(以下、案4(妄想))
リアリズムの風に乗り乳首付マネキン(単価高め)を納品したい全日本マネキン連盟(仮称)と、
みだりに性教育論争を刺激しない形で洋服を展示して欲しい教育委員会の果てなき攻防。
戦いは突然、意外な形で決着しました。
東アジア漫遊中のローマ教皇から指導を受けた自民党が突然、マネキン乳首の撲滅を公約に掲げたのです……!
仕方なく乳首を削り取ることで決着したマネキン乳首論争。長い物には巻かれるのが吉だって、おみくじにも書いてあったし。
敗れたマネキン連盟の皆さん、山と積まれたマネキンの乳首部分にヤスリをかけることを余儀なくされまして。
(オジサンがマネキンにヤスリをかける姿)
理事A「これ、人間だったら超痛そうですよね。」
理事B「やられてみたら案外XXなのかも。」
(自主規制)
オヤジとかいう人種は本当にどいつもこいつも下品なヤツばかり。
さ、今回は、マネキン連盟の皆さんの性癖が、ますます歪んでいく様をご覧いただきました。(妄想)
これはこれで結構罪深いよね。って話。
そんな思い出と共に、ウェルカム冬〜!!