天と天をつなげれば戦。

いい加減、カバを干支に入れて欲しい。

ある日、僕は同居人を追い出しました①

みなさんごきげんよう

明けましたよね、今年。2021だって。

 

いくらなんでも2021はやりすぎじゃない?

キリスト、数えで2021歳ってことでしょ?

さすがに嘘っぽすぎ。

 

 

 

 

みんなーー!突然だけど大河ドラマ見てっかーー!?

 

キリストに比べたら随分後輩だけど、こっちも500年くらいは名を残してるから観てあげて。

麒麟がくる

 

 

麒麟?アイツいつも遅れて来るよな。

セレブ気取りかっつーの。

いやいや、「麒麟がくる」つった?

それ題名?それともオチ?誰の話?

 

 

前田利家利家とまつ  うんわかる。

新撰組 →新選組!   そのまんま。

山内一豊功名が辻   原作の名前らしいよ。

新島八重→八重の桜   ひねり方がおしゃれ。

西郷隆盛西郷どん   ど真ん中!あだ名!

明智くん→麒麟がくる  おい急にどうしたんだよ。

 

 

もう、ひねりが斜め上どころか伸身の新月面。

だいぶH難度だと思うんですけど、どうでしょう。

 

 

しかもね、次回作が「青天を衝け」。

これはもう一発レッド。意味が不明。ほら後輩がマネした。言わんこっちゃない。

(花燃ゆ先輩「チラッ」)

 

 

 

ていうかね、

思えば朝ドラにしろ大河ドラマにしろ、やれ戦国だの、やれ太平洋戦争だの、やれ震災だの、

 

いくらなんでもヘビーすぎじゃないかと思うわけ。

 

朝から、あるいは日曜夜に見させられるこっちの身にもなれっつーの。

 

 

平安時代とか江戸中期とか、平和な時代も取り上げてくれりゃいーのにね。

 

ある晴れた日に、みたいな雰囲気でさぁ。

 

 

 

 

 

 

それにしても大河ドラマ麒麟がくる」。

平和な時代が好きな僕的には、よく頑張って見てる方です。正直いって、まんまとハマってる。

 

 

 

でね、こないだ(結構まえ)、ときの将軍「足利義昭」が(一応)ヒロインの駒ちゃんに、あるモノを戦争出張のお土産に持って帰ってくるシーンがありまして。

 

 

将「駒、そなたに土産じゃ。」

 

駒「わたしにお土産でございますか?」

 

将「ん。トンボじゃ。」

 

駒「………………」

 

 

 

 

 

いらねえええええええええええ!!!!!!

お土産にトンボ。しかも生きてるヤツ。もう言葉失うわッ!

 

将軍まじそれハラスメントだから。虫ハラ。

 

あと、いつか訪れるはずの「将軍がくれたトンボが死ぬ日」の気まずさをちょっとでも思いやって欲しかった。

そーゆーとこ!公方様まじそーゆーとこ!

 

 

 

駒ちゃんの微妙な顔がもう、「いらねええええ」にしか見えなくて、門脇麦ちゃんもう最高でした。

 

 

 

 

 

 

 

そう、皆さまお気づきのとおり、

僕は虫なんか大嫌い。

 

 

 

もうね「嫌い」じゃ足りない。

拒否。嫌悪。憎悪。忌避。ヘイト。ненавидеть。

常時、世界で一番汚い言葉で罵りたい気分。

思い出すたび、思い出すたび、頭の中から追い出す。

 

 

 

 

 

むかし国語の授業で夏目漱石坊っちゃんを読んだんだけど、

 

主人公の布団の中に虫を大量に放つエピソードを読んだとき、国語の授業が地獄に変わった。

まじ夏目の描写力ほんと呪った。

 

 

 

主「夜になって布団に入ると、布団の中で何かが蠢いていた。」

 

 

まじでない。

あれ以来、足を伸ばして寝られなくなった気さえする。完全トラウマ。

 

 

まじ夏目てめぇ。本当にゆるさない。

千円札になってなかったら、出るとこ出てた。

 

 

でも待て。

夏目はお金。鎮まれ自分。

夏目はお金。好きか嫌いかで言ったらLOVE。

夏目はお金。よし坊っちゃんだけは許す。

 

 

 

 

さて、理由のない嫌悪。

これ、担任の先生にバレたらイジメの立件待ったなしです。現実世界はとてもキビシイ。

 

 

 

でもね先生。まじごめん。

この年齢になっても嫌なものは嫌。理由なんてほぼない。気持ち悪い。以上。

強いて言うなら得体の知れなさがもう嫌なの。

 

卵から孵るのも嫌だし、

兄弟が数百いるのも意味わかんないし、

顔とかこえーし、

あと身体の裏側?が最高にきもい。

 

 

 

 

 

 

まずさ、あんなに足ある意味あんの?

このスマート化の時代に、足6本とかいって完全に無駄。なに?仏像にでもなるつもり?

 

察するところ、クールジャパン戦略から完全に取り残されてる。

 

あとなに、触覚?きもいしいらなくね?鼻にしとけ。

目も、単眼だか複眼だか知らないけど、哺乳類基準に合わせてもらえる?

 

 

 

 

 

…………返事なし、っと。

 

 

や、ね、食物連鎖には虫も必要。

我々人類は生命の上に立つ生命。

それもよく分かるんですけど。

 

 

本当、月額契約でいいんで、不可侵条約結びません?話題のサブスク、僕と始めてみない?

僕、課金するよ?課金ユーザーになるよ?どう?

 

 

 

 

 

……………返事なし、、っと。

 

 

 

おっけー。わかった。

別に誰が頭と胸と腹に分かれてようと、

誰の胸から足が何本も生えてようと、

考えてみりゃ僕の生活にはなんら影響ない。

 

 

 

虫には虫、僕には僕の生活があって、付かず離れずの距離を保ってる。それでいいじゃない。

 

 

 

たまに公園とかで自然と触れ合うと偶然出くわしちゃう。

 

やだー元気ー?お嬢ちゃんも大きくなって。下のお嬢ちゃんいくつになられたの?え、この子下のお嬢ちゃんなの?やだーもうこんな大きいのー?

 

それくらいの距離感でいいじゃない。ね?

 

 

 

 

……………返事なし、、、、っと。

 

 

 

その日、僕はコーヒーを飲みながらテレビを見ていました。

 

 

 

休日のお昼のバラエティ。

見てるような、見てないような、ぼーっとした時間。

 

 

頭の中では何を考えているのか判然とせず、水の中に浮いてるような、ふわふわした、そんな幸せな休日のお昼でした。

 

 

 

そしてヤツは音もなく僕に忍び寄り、

僕に挑戦するように、冷めたコーヒーの入ったコップのすぐ横に止まったのでした。

 

しかも、こともあろうか、裏側を見せつけるように。コテンと仰向けに。

 

 

 

不快。不快なの。まじで不快。あと軽い恐怖。

 

 

待て。僕は三十路。良い大人。

イケてる三十路はスマートな選択をする。

 

今までなんとなく決着をつけずにここまで来たけど、

決めなきゃいけない時がきた。

 

 

デデン!

考えられる選択肢は2つ。どーするッ!?

 

 

①虫さんとの楽しい共存パターン。

 

②生き残りをかけた殺し合い。

 

 

 

さて僕とコイツとの結末とは。

 

どーする?………どーなるッ!!?つづく。

 

 

(ごめんなさい長くなりすぎました)

(まだ家に虫が出ただけの話)

(オチ:どちらかが死にます。)

(オチ言っちゃったーーー)